shirophoo65の酒飲んで好きな話をしよう

酒飲みながら日常をつらつらと

サイダー(シードル)と特別なエール飲んで帰ったって話:Orchard Pig, Fuller’s

色々と対応に追われて、というより付き合った結果遅くなったので、久々にカタラタスでビール。
ラインナップはとがってます。とがってますが、飲み始め~マニアまで楽しませてくれる、名店です。
 
でも最初はサイダー(リンゴ酒)から
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Orchard Pig Reveller Cider
リンゴのカリッとしたフレッシュさ、酸味が美味い。
真ん中でん?洋梨?って感じも出てましたが、リンゴ100%です。
最後は切れ味のいい酸味。ライム。
 
日本のシードルやサイダーと違い、芯があって、カリッと感が強い。
その分パンチはあります。
どっちが良いとかではないですが、こっちの方が慣れてる味。
 
次に振り切ってる感のある物!との注文。
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出てきたのは
Fuller’s Vintage Ale 2013
このシリーズは今まで飲んだ中では1番古い。
 
ドライフルーツ、麹、味噌。ホップもフルーティーではなく苦み。しかもこなれてるため、イガイガしない。余韻は長い。
熟成が比較的長いからか、甘味は抜けてます。
温度は常温まで戻して飲む方が良い気がする。
 
こうやって書くと熟成酒ですって言ってもわかんない。
日本酒の熟成酒が好きなら、絶対好きだと思います!
 
今日はこの辺で終了。
 

シードル/サイダーについて
あんまりなじみのないお酒だと思いますので、ちょっと紹介だけ。
シードルとサイダーは基本的に同じものと思っていただいて良いと思います。
英語:Cider、仏語:Cidreと表記はほとんど同じ。英語読みか仏語読みかどうかです。
ちなみに日本シードルマスター協会(http://jcidre.com/)の英語表記がJapan Cider Master Associationとなっているのもそのためです。でも、URLcidreとなっているのが面白い。
 
この日本シードルマスター協会では「ビールよりオシャレ、ワインよりカジュアル」を合言葉に普及に取り組んでいるようです。さらにはシードルアンバサダー認定試験なるものを去年から始め、勉強会等を行ってスペシャリストの育成にも取り掛かっています。
でも、もっと情報をインターネットで拾いやすくしてほしいなと。探さないとないとわからないっていうのは
それから、オシャレにカジュアルにってことですから、堅苦しくなってほしくはないですね。
 
ちなみに味わいとすると、僕の独断と偏見からすると、イギリス系はカリッとしたはじけるような酸味や、複雑でじっとり感のある物、フランス系は舌にしっかり乗る甘みと酸味、日本のはさっぱりしていてキレが良いってな感じです。あくまでイメージで、全く違うのももちろんあります!アメリカ系は主張系が多いような気もしますが、あんまり飲んだことないので割愛。



 こっから語り入ってますので読まなくって結構です

僕の中ではイギリス→エール・ビール、フランス→ワイン、アメリカ→IPA、日本→?って感じがします。それぞれの国の国民的な醸造酒に影響されるので、それなりにその国の中での存在意義があるような気がするんですよね。
日本のシードルはそこらへんが弱いような気がするんです。あんま飲んでませんが、さらっと切れって感じのような、「淡麗辛口」ってな雰囲気があります。日本の?に何を持ってくるか。日本酒を持ってくるのか、それとも大手が作るようなビールを持ってくるのかが今後に大きく左右されると思います。
僕とすると、炭酸のしっかりしたピルスナーっぽいのをメインにすると良いかなって思ったりしますが。まさに、キリンのハードシードルはそれですが…。日本酒にするとめんどくさいのが出てきそうで、敷居が高くなりそうなんですよね。
 
僕の好きな、濃厚系、極甘系、高アルコール系なんて出てくりゃ絶対面白いのでやってほしい。でも絶対やらないでしょうけど!やる価値はぜったあると思うけど。
 
ちなみに長野県のリュードヴァンのポム・ドール/シードル・スペリュールが美味かった。シャンパーニュと同じ製法で醸造、熟成しているため、若干ビスケット的なニュアンスがある。しっかりしている腰のあるシードル。ネットで買えるので気になった方は
 
以上