年末に一人奈良旅行行ってきたって話(最終日史跡探索編)、酒も買った。
奈良旅行最終日!
本日は橿原神宮から陵墓、古墳を回りました。
前情報なく歩き回ったので、順番には何の関係性もない。
あるのは距離だけです!
では、ざっくり行ってみます。
孝元天皇については
橿原神宮前駅から歩いて20分位のところにあります。
住宅街の中にいきなり、林と池があるので、「お!」って感じ。
目の前に池がある。思ったよりゴミが無く綺麗だった。
それに古墳も意外と大きい。
天皇陵という事で、お墓があるのかな?位に考えてたら、でっかい古墳!!
古墳=大昔ってイメージで、天皇との関連性が全くなかったので、何とも不思議な感じがします。
特に”孝元”天皇という名前からして最近(平安時代~)という感じがしますが、かなり前の天皇なんですね。ここら辺の天皇を調べてみるとなるほど…と感心します。
非常に興味深い。
植山古墳/長方墳/自治体指定
推古天皇所縁の古墳とのことだけど、陵が無いし、推古天皇陵はまた別のところにあるとのことなので、天皇陵ではないらしい。
つまり、宮内庁管轄ではなく、自治体指定。それゆえに公園になってて非常に親しみのある古墳じゃなかろうかと。
公園としてもとても良く、子供を遊ばせるには十分すぎるほど広い。それに人はいない笑
ちょっとした高台の上にありました。
それと二人の天皇が合葬されている珍しい御陵。
というのも天武天皇・持統天皇は夫婦だからってことでしょうかね。
なんか不思議な感じです。
先ほどの孝元天皇陵とは違ってとてもなじみ(歴史に出てくる)のある天皇という事もあるし、高台の上っていうのもありオープンな印象。
ちなみに古墳の歴史的見地、古墳の歴史そのものも興味深い。
詳しくはウィキを
高松塚古墳周辺
高松塚古墳とキトラ古墳の周りは広い公園のような感じになっており、ハイキング、サイクリングにも丁度良い感じ。
国営飛鳥歴史公園館
名前の割に非常にアレな感じでした。
寄る必要はさほどなし。
いきなり柵に囲まれたこんもりしたちっこい山があったのでまさかと思ったら古墳。
良くこれが古墳だって分かったなと、感心します。
高松塚古墳、キトラ古墳と比較すると、なんだかさみしい扱いなようにも見えますが、でも趣が逆にある。
それに、持統・天武天皇陵、文武天皇陵のすぐそばにあること、古墳の形態(八角墳)からも、大物なんじゃないか?なんて考えてしまう、ある意味浪漫の古墳。
もしそうなら、今後はこんなに近くでは見ることはできなくなるのだろうなと。
歴史の教科書で一度は目にしたことのある壁画(西壁女子群像、国宝)が発見された古墳。
つまり、国指定の更に、“特別”の称号持ちでさらに国宝を持ちという上級古墳様。
お隣の中尾山古墳(自治体指定)の地方ランカーVS国内トップランカーのコントラスト非常に分かり易い。
散歩してるとほぼ同じ敷地内なんですけどね。
でも、あれですよ趣という尺度から考えると、それこそ“好み”の問題。
これが古墳の面白さ!
国宝の壁画ですが、レプリカが見れます。
ちなみに有料。
面白い。
中尾山古墳と高松塚古墳のすぐそばにある。
先ほども描いたのですが、中尾山古墳が文武天皇陵なのでは?との説がありますが、ここはここでとても趣がある。
そこまで行くのは狭い通路を通っていくのですが、陵墓の前には田んぼが広がっているのですが、急に空間が広がる。
特別な空間にいるような感じ。
それから、ここで偶然お会いした滋賀県から来ていた老夫婦と色々なお話をしました。
毎年数回来られているとのこと。
年季の入った地図にはマーカーや、ちょっとしたコメントなどが書き込まれていました。
デジタル的な使い方っぽく面白い。
年齢は倍以上違いますが、趣味が近いという事で、30分以上話し込んでしました。
とても貴重な時間でした。
こちらも高松塚古墳同様、国指定の“特別”史跡、そして国宝の壁画持ちの超上級の古墳。
しかし、もしここら辺の古墳を回る際は「中尾山古墳→高松塚古墳→キトラ古墳」の順で行くことをお勧めします。
徐々にレベルアップしてく様子が何とも。
つまりキトラ古墳は、高松塚古墳を超える超ド級の上級古墳なのです。
ちなみに、ここの壁画は高松塚古墳と同様の四神(青龍・朱雀・玄武・白虎)が描かれていて、兄弟の古墳のような感じになっている。
でも、明らかに扱いはキトラが上です。
このキトラ古墳は周辺一帯公園のように広々。
これは高松塚古墳も同様ですが、キトラには木々はなく、芝生、田畑等当時の生活様式を再現したような造りになっています。
しかも夏にはバーベキューもできる!
ぜひしたい。
で、ここが壁画を保管している施設「四神の館」。無料。
ちなみに壁画は保存状態の関係で、年に2回のみ見れるとのこと。
一番近い公開日は年1月18日(土)~2月16日(日)。
つまり今!これも無料なので絶対くと良いです。
僕が行ったときはもちろん見れませんでしたが、横たわってる姿は拝めました。
それにしても個々の施設はいろいろと充実していました。
壁画の発見から現在までの経緯(取り外し、修復、現在の保管)をモニターで楽しめたり、壁画のレプリカも精巧に再現されていたり、時間があっという間に過ぎていきました。
公園もそばにあり、家族ならここだけで1日楽しめます。
僕みたいに一人で歩くのであれば8時過ぎから歩き始めて12時くらい、だいたい4時間くらい。
そろそろ疲れたし腹も減ってきたので、橿原神宮まで帰ることに。
途中にもちろんまだ古墳があるので立ち寄りながら帰ることに。
民家の中にひっそりとある感じだけど、裏には大きな古墳があるので、おお!ってなります。
松の木がきれいに手入れされています。
その隣には
吉備姫王墓
猿石で有名らしい。
皇族の墓ではあるが天皇の墓ではないので、造りがちょっと異なっています。
比較的近くまで来れます。
猿石はこれ
何となく「千と千尋の神隠し」で最初に出てくる石造とちょっと似てる。
なんかかわいいのやら怖いのやら。
丸山古墳(見瀬丸山古墳)/前方後円墳/国指定(後円部分のみ宮内庁)
でかいです。非常にでかい。
全国で6位。
どうやって上ればいいのか分からないですが、道らしきものを登っていくと
国の指定なのに、宮内庁の立て看板。
陵墓の印もないし、不思議でした。
後で調べてみると、実際後円の一部が陵墓参考地(天武天皇か、持統天皇)として宮内庁管轄となっています。そういう事です。
これにて史跡探索は終了。
もうすぐ神宮。
素敵な酒屋発見
駐在所もなんかおしゃれ。
神宮到着!
喉が渇いたのでビール。
これ以上は動けなくなったので、早いけど大阪に行くことに。
福島到着。
お酒を収穫。
新大阪より博多へ。
相当疲れてたのか、写真一枚も撮ってない。
仕方ないか。
という事で、以上